振り返ってみると、人生の様々な場面でたくさんの本に助けられた。
最初に本気ですげー!
と思ったのは、大学での研究生活であった。
当時、全く研究が進まず、どうしようもない状況を何か変えてくれる方法はないのかと文献を読み漁っていた時期があった。
そんなうまいことは、それまでの研究生活の中では一切なかったので、半ば諦めながら漁っていたように思う。
実際なかったし。
そんな中、これはもしかしていけるんじゃないかと思える数式を文献からみつけたことがあった。
疲労のピークを迎えていた私は、
原因不明の痛みに襲われた身体をなんとか動かし、これでダメだった場合、次はどうしようかなどと考えていた。
しかし、そんなことは無用の心配になった。
実験してみると、なんと私の仮説が目の前でほぼ再現できたのだった。
私は放心した。だって一発だぜ?それまでの試行錯誤、何だったのよ?お遊びタイム?
それから少し経って、天才が過去に残した知見を自分の身体をとおして感じたのだとわかった。
上手く言語化できないけれど、天才に少しだけ触れられた感じ。こ、これが、天才の力なのか…的な
その後、本の力ってすげー!と思った私は、いろんな本の力を駆使して、色んなことに挑戦した。
ある時は、ブラック起業と戦った。完全勝利とはいかなかったものの、本がなかったら泣き寝入りだったと思う。
また、ある時は、素敵な彼女をつくることができた。彼女のことで悩む度に、過去の天才達は本をとおして私に助言をくれた。
最近は、株が大暴落なんてニュースもみるが、少し前に本どおりに買ってみた株は、現在も大きな利益を出してくれている。
デカルトという人は、
『良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。』
という名言を残したらしい。
これは中2っぽく言うと、本は過去の天才達の依り代とも言えるのかもしれない。
これからも、きっと社会の荒波に飲まれて心と身体をボロボロにされると思う。
そんなときは、召喚士として、また天才達を召喚(本読むだけ)したいと思う。
図書館スタッフ『クククッ…----------力が欲しいか…ならば貴殿にくれてやる…闇の力を!!』
ゴゴゴゴゴゴゴッ!!
ワイ「 」
今週のお題「読書の秋」

- 作者: 前野隆司
- 出版社/メーカー: 講談社
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