震災から12年らしい。「生きるってつくづく大変だよな…」と例年振り返るイベントになりつつある。
ああ、もうそんなに経ったのか、という感じがある。
そういえば、去年青森に行ったときに恐山に行って、そのときに震災慰霊塔をみた。
震災から色々なことがあったなと思う。
直接被災したわけでもないのだが、それでも辛いことはたくさんあって、なんで生きてるんだろうと思うこともあった。
ニュースに出てくる殺人犯は、今も元気に生きているのに、真面目に生きていたのに被災して亡くなった人がいるのは、なんでなんだと思う。この世はなんて理不尽なんだ。
そして、理不尽だけどそういうもんだよねって、いつの間にか折り合いをつけられるおっさんになってたんだけど、これはこれで良かったんだろうか。
確かに周りのことをいちいち気にして生きることは疲れてしまう。これで良いのかもしれない。
これからどういう心持ちで人生を歩んでいくのがよいのか。
敷かれたレールの上を歩くってのは、良さそうだと思う。けれど今回の人生ではあまり縁がなく、あっても既に錆びついていて、所々レールも外れていて補修しないと進めないようになっている。それでも、ないよりかはあった方が良かったはずで、ガンガン補修したい。
これからの生き方を恐山の写真を見ながら考えてみたけど、結局先のことはわからないし、これまでどおりなるようにしかならないのかもしれない。
どうせ進むならきれいな道を進みたい。過程も多分大事だと年を重ねて思うようになりました。
ちなみに恐山は相当きれいに管理されていて、何人で管理しているのか興味深いところです。
恐いところかと思っていましたが、個人的には死生観みたいなものを感じた場所でした。
とりあえず生きられるところまで生きて、最期に死んだときに何かわかるのかもしれない。
青森に行かない、なんてない。